上海の外灘で歴史的見どころとナイトクルーズ夜景観賞を紹介

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上海の外灘で歴史的見どころとナイトクルーズ夜景観賞を紹介

中国上海の人気観光地である「外灘(ワイタン)」は、歴史的な文化遺産のスポットであるとともに、その壮麗な建築群と幻想的な夜景で知られる観光スポットでもあります。外灘は19世紀半ばから20世紀半ばにかけて租界として発展し、多様な西洋建築様式が取り入れられ、今日の景観が形成されました。

この記事では、外灘の歴史や読み方、歴史的な建築物などの見どころスポットについて詳しく紹介します。特に、外灘の夜景は必見であり、黄浦江ナイトクルーズに参加することで、外灘と浦東の美しい夜景を一度に楽しむことができます。上海市内からは外灘へのアクセスも便利で、最寄り駅から徒歩で簡単に訪れることができます。外灘の魅力を存分に味わい、上海の歴史と文化を感じる旅をお楽しみください。

本記事で説明するポイント
・外灘の歴史的背景と歴史的建築物の建築様式について理解できる
・外灘の読み方とその意味について知ることができる
・外灘の見どころスポットや観光名所を把握できる
・黄浦江ナイトクルーズの魅力と外灘の夜景の楽しみ方を理解できる

上海夜景の名所・外灘の歴史と見どころ

鉄橋とブロードウェイマンションズ

まずここでは、上海の外灘についてその歴史を簡単に紹介し、「外灘」の読み方と意味などを解説します。また、外灘の見どころスポット、外灘への最寄り駅とアクセス、そして歴史を感じる外灘のホテルについても紹介し、上海夜景の名所・外灘の歴史と見どころについて理解を深めます。

上海市文化観光行政管理局: 外灘紹介ページ

上海の外灘その歴史を知る

上海の外灘(ワイタン)は、その壮麗な建築群によって、上海ひいては中国の歴史と建築における重要な地位を占めています。特に19世紀半ばから20世紀半ばにかけて、西洋列強による租界(外国人居留区)が置かれ、その影響下で多様な西洋建築様式がもたらされました。今日、外灘に残るこれらの建築物の多くは、当時の繁栄と国際的な交流を示す生きた証となっています。

上海における租界時代は、1840年代のアヘン戦争終結後に始まり、主にイギリス、フランス、アメリカなどがそれぞれ租界を設置したことに端を発します。これらの租界は、外国の行政権が及ぶ特別な区域として、独自の法制度、経済システム、そして都市計画に基づいて発展しました。

外灘における租界時代は一般的に、19世紀中頃から第二次世界大戦とその後の混乱期を経て、20世紀中頃まで続いたと考えられています。この時期、外灘は各国の銀行、商社、領事館などが軒を連ねる上海の経済と文化の中心地となり、西洋の先進的な建築技術とデザインが積極的に導入され、今日見られるような独特の景観が形成されました。

外灘の建築群は1996年に中華人民共和国の全国重点文物保護単位に指定され、租界時代の面影を残す文化財として保護されています。これにより、外灘は歴史的な遺産としての価値を持ち続けています。

「外灘」の読み方と意味

「外灘」は、中国語の簡体字表記で「外」と書き、中国語の発音表記ピンインでは「Wàitān」と表記されます。この「Wàitān」をカタカナ表記にすると「ワイタン」となるので、旅行案内などでの日本語の読み方は一般的に「ワイタン」とされています。

「外灘」の「灘」は中国語で「河岸」を意味し、具体的には黄浦江の河岸を指します。上海の地名用語では、河川の上流を「裏」、下流を「外」と呼びます。従って、黄浦江の上流を「裏黄浦灘」、下流を「外黄浦灘」と呼び、それぞれ略して「裏灘」、「外灘」となりました。つまり、「外灘」の意味は、「黄浦江の下流の河岸」となります。

ちなみに、英語では「外灘」のことを「The Bund」と呼びますが、この名称は築堤や埠頭を意味する言葉に由来しています。「The Bund」は、もともとインドで築堤を指す言葉(ウルドゥー語:band)に由来し、16世紀初めに英語に移入されました。これにより、上海の外灘は「The Bund」として国際的に知られるようになったのです。外灘は、歴史的な背景とともに、その名称にも深い意味が込められています。

外灘の見どころスポット

外灘は、上海を代表する観光スポットの一つで、歴史的な建築群と浦東の近代的な高層ビル群のコントラストが美しい場所です。以下に見どころをいくつかご紹介します。

外灘と浦東の遊歩道

外灘の遊歩道

黄浦江沿いに整備された約1.5kmに及ぶ遊歩道は散策に最適です。遊歩道は外灘側と対岸の浦東側にもあります。とくに外灘側の遊歩道からは、後述する歴史的建造物群や対岸にそびえ立つ東方明珠電視塔などの浦東のスカイラインを一望することもできます。夜にはこれらがライトアップされるので、幻想的な夜景を楽しむことができます。

歴史的建築群

19世紀末から20世紀初頭に建てられた、様々な西洋建築様式の建物が立ち並んでいます。これらの建物は、かつて銀行や商社として使われており、上海の租界時代の歴史を今に伝えています。以下の3つは特に人気の高い建物です。

【外灘12号】上海浦東発展銀行(旧HSBCビル)
HSBCビル
HSBC Building, No.12 The Bund, Huangpu District, Shanghai

外灘の象徴的な存在の一つである上海浦東発展銀行は、新古典主義建築の傑作として知られています。英国の建築事務所であるパーマー・アンド・ターナーの設計で1923年に完成し、かつて香港上海銀行(HSBC)の上海支店の本社として使用されていました 。

完成当時、この香港上海銀行ビルは極東で最大の銀行建築であり、世界でも2番目に大きな建物でした。その壮麗さから、「スエズ運河からベーリング海峡までの間で最も豪華な建物」とも称えられました。

この上海浦東発展銀行は、その建築的な美しさだけでなく、上海の植民地時代における大英帝国の経済力と国際的な影響力を感じさせてくれます。外灘の歴史と建築遺産に関心を持つ人にとっては人気の高いスポットになっています。

【外灘13号】上海税関
上海税関
CC BY-SA 3.0 (C)Mr. Tickle

上で紹介した上海浦東発展銀行の隣に位置する上海税関は、ギリシャ復興様式の新古典主義建築が特徴です。1927年に建設され、当初は「江海税関」と呼ばれていました。この建物も英国のパーマー・アンド・ターナーによって設計されました。上海税関は、隣接する上海浦東発展銀行と共に、外灘の重要なシンボルと見なされています 。

この上海税関の最も際立った特徴は、ロンドンのビッグベンに似た印象的な時計塔です。時計と鐘の機構はイギリスで製造され、ビッグベンの設計を模倣しています。時計塔からは、外灘と上海市街を一望できます。

文化大革命中には、時計のメロディーが「東方紅」に変更されましたが、1986年にはウェストミンスターのチャイムに戻されたという興味深い逸話が知られています。建物の内部には、金箔で飾られた大理石の柱があるメインホールや、モザイクが施された八角形のドームなど、注目すべき特徴があります 。

【外灘19& 20号】和平飯店 (フェアモント・ピースホテル)
和平飯店
A state banquet for the CIIE was held here several days ago…

和平飯店 (フェアモント・ピースホテル)は、外灘19号の和平飯店南楼(上の写真の左端)と外灘20号の和平飯店北楼(上の写真の中央)とからなります。

和平飯店南楼は1906年に建築され、外部はルネッサンス風建築、レンガの薄板構造6階建てで30mに達する高さを有しました。1908年にパレス・ホテルとして開業し、上海および中国で最初にエレベーターを備えた建物としても知られています。

和平飯店南楼は、日中戦争以後は日本軍に占拠されていましたが、太平洋戦争終戦後は香港上海飯店によってホテルとしての営業を再開。1947年に華僑の鄭中和によって買収され、解放後も経営を続けていたが1952年に営業を停止しました。その後、建物は上海市建工局によって使用されましたが、1965年に和平飯店南楼としてホテルとしての営業を再開しています。現在、和平飯店南楼は、スウォッチ和平飯店芸術センターとして使用されています。

和平飯店北楼は、サッスーン家第4代頭首のヴィクター・サッスーン卿によって1929年に建設されました。かつては「サッスーン・ハウス」と呼ばれていました。建物の大きな特徴としては、外部のデザインから室内の装飾まで、アール・デコ様式で一貫している点にあります。

和平飯店北楼の黄浦江に向いている東面は10mほどの高さの急な斜面のピラミッド型の屋根がついており、銅板葺のため緑青色になっています。ピラミッド型の屋根は、この建物のシンボルになっています。現在、和平飯店北楼では、特にジャズバンドと屋上テラスのレストランが有名です。

黄浦江で船からの眺め

外灘の遊覧船

外灘の横を流れる黄浦江で遊覧船や渡し船に乗って、外灘の美しい景色を水上から楽しむのが人気です。遊覧船は昼間のクルーズと夜のナイトクルーズがあります。ナイトクルーズについて筆者の体験記を紹介します。特に夜景はロマンチックなのでおすすめです。

また、外灘と対岸の浦東とを結ぶ黄浦江の「渡し船」があります。この渡し船は、地元民のための交通手段であり、観光用ではないのですが、意外と眺めが良く、安い費用で手軽に楽しめる観光スポットのひとつと言えます。

渡し船の運賃は片道2元で、片道の所要時間は約10分。時間は短いですが、2階のデッキに出ると外灘や浦東の景色を楽しむことができます。夜10時頃まで運行しているようなので、渡し船に乗って外灘の夜景を鑑賞することもできそうです。

外灘観光トンネル

外灘観光トンネル

外灘観光トンネル(漢字表記「上海外灘観光隧道」)とは、外灘と対岸の浦東との間を結ぶ河底トンネルのことで、このトンネル内に敷かれたレールの上を、上の写真のようなガラス張りのカプセル車両が走行し、両岸を往復するというものです。片道の所要時間は約5分、料金は片道50元/往復70元。トンネル内は様々な色の光線が変化し、きれいな模様が映し出され、それを車内から鑑賞するといった、遊園地のアトラクションのようなものです。小さなお子さんを連れている場合にはいいと思いますが、大人向けではないのでご注意ください。

豫園と豫園商城

豫園の様子

外灘から徒歩10分程離れますが、租界時代に比べると随分昔のものになりますが、明代に造られた美しい庭園「豫園」があります。豫園では伝統的な中国式建築、中国式庭園を見ることができます。庭園内にはお茶屋さんや土産物店もあります。また、豫園の周辺にはショッピングや食事などが楽しめる大きな商業エリア「 豫園商城」があります。

外灘への最寄り駅とアクセス

外灘へのアクセスは非常に便利です。最寄り駅は、上海市内を走る地下鉄2号線と10号線の「南京東路駅」です。駅から黄浦江方面に歩くと、およそ10分で外灘の目抜き通り「中山東一路」に突き当たります。この通り沿いには、租界時代の姿をとどめた歴史的な建築物が建ち並ぶ、外灘の代表的な観光スポットとなっています。

また、外灘の南側には地下鉄10号線の「豫園駅」もあり、この豫園駅のすぐそばに明の時代に造られた庭園である「豫園」があります。外灘での観光の前か後に豫園の観光を組み入れる場合には、この豫園駅を利用すると便利です。

歴史を感じる外灘のホテル

外灘へは上海市内からであれば地下鉄を利用して簡単にアクセスできるので、利便性という点からは、必ずしも外灘周辺のホテルで宿泊する必要はありません。一方で、外灘には、租界時代に建築された歴史的なホテルがいくつかあるので、そのようなホテルに宿泊して歴史を感じてみるのは価値あることだと思います。外灘にある歴史的な建物を使ったおすすめのホテルを3つご紹介します。

フェアモント・ピースホテル(和平飯店)

和平飯店のイメージ画像
引用:https://www.fairmont.com/en/hotels/shanghai/fairmont-peace-hotel.html

フェアモント・ピースホテル(和平飯店)は上でも紹介しましたが、租界時代の歴史を今に伝える人気の高い建物からなります。和平飯店は南棟と北棟という異なる歴史を持つ2つの建物から構成されていますが、現在主にホテル客室として運営されているのは1929年建設の昔「サッスーン・ハウス」と呼ばれた北棟のほうです。

ウォルドーフ・アストリア上海オンザバンド(旧称: 上海クラブ)

ウォルドーフ・アストリア上海オンザバンド(旧称: 上海クラブ)
The Waldorf-Astoria Hotel on the Bund, in Shanghai, China, in the former Shanghai Club building.

ウォルドーフ・アストリア上海オンザバンドは、かつて「上海クラブ」として、租界時代の国際的なコミュニティの中心的な役割を果たしていた場所です。1911年に建設されたこの建物は、その壮麗な建築と歴史的な背景から、現在も多くの人々を魅了しています。

イングリッシュ・ルネサンス様式とネオクラシカル様式が融合した外観は、当時の西洋建築の粋を集めたものです。現在では、高級ホテルとして、その歴史と伝統を受け継ぎながら、質の高いサービスを提供しています

ブロードウェイマンションズホテル上海(上海大厦)

ブロードウェイマンションズ

かつて「ブロードウェイマンションズ」と呼ばれたこの建物は、租界時代の後期である1934年にイギリスの商人によって建設されました。設計にはアール・デコ様式の影響が見られ、当時のモダンな建築思想を反映しています。当初は高級アパートメントとして建てられましたが、後にホテルとして利用されるようになりました。

第二次上海事変勃発後の1937817日、日本軍はブロードウェイマンションズを徴発し、ここから事実上日本の所有となりました。その後、194112月までの間、日本の軍政機関がこのブロードウェイマンションズに置かれていました。 歴史的に日本との関わりの深い建物と言えます。

上海の夜景は外灘の黄浦江ナイトクルーズ

外灘の夜景その2

続いて、上海の夜景の名所でもある外灘で夜景を満喫する方法について述べ、筆者が実際に体験した黄浦江ナイトクルーズの乗船レビューを紹介することで、上海の夜景を外灘の黄浦江ナイトクルーズで楽しむ際の具体的なイメージをもてるようにします。

外灘で夜景を満喫する方法

外灘は、夜景を楽しむための絶好のスポットです。外灘の歴史的な建築物がライトアップされる夜景は、非常に美しく、幻想的な雰囲気を醸し出します。一方で、黄浦江の対岸に広がる浦東の近未来的な高層ビル群もライトアップされ、外灘と浦東の両岸の夜景を一度に楽しむことができます。

外灘の夜景を楽しむ方法としては、外灘側や浦東側にある遊歩道を散策しながら楽しむのが費用もかからず最もお手軽な方法です。あるいは、外灘と浦東とを結ぶ渡し船に乗って、そこから夜景を楽しむという方法もあります。

少し費用はかかりますが、最もおすすめなのは、黄浦江ナイトクルーズです。ナイトクルーズでは、川の上から両岸の絶景を一度に楽しむことができ、特に日暮れと共にライトアップされる外灘の歴史的建築群と浦東の高層ビル群のコントラストが見事です。ナイトクルーズの遊覧船は、外灘の南側、中山東二路沿いにある十六舗埠頭から発着しています。

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黄浦江ナイトクルーズの乗船レビュー

筆者が実際に黄浦江ナイトクルーズを体験したときの乗船レビューを紹介します。筆者の場合は、現地のチケット売り場で当日券を購入しましたが、上でも紹介したとおり、事前にネット予約するのがおすすめです。

黄浦江ナイトクルーズの集合場所へ

十六鋪旅遊碼頭

黄浦江ナイトクルーズの出発時刻は18時。この日は1月下旬だったので18時は日没後でもうすっかり夜になっています。外灘での昼間の観光を終えて、黄浦江ナイトクルーズの出発時間の20分ほど前、17:40頃に「十六鋪旅遊碼頭」というところへ集合しました。「十六鋪旅遊碼頭」というのは、「16番遊覧船のりば」といった意味のようでした。

「十六鋪旅遊碼頭」の場所は外灘の遊歩道南端付近で、豫園に近いところにある建物(ターミナルビル)でした。遊歩道の外に出て、道路(中山東二路)側に入口がありますので、ややわかりにくい場所でした。スマホの地図(百度地図)をたよりに、迷うことなくたどり着けました。

入口を入るとセキュリティチェックがあり、その先に待合室がありました。たかが遊覧船ごときにもセキュリティチェックがあるのは驚きでしたが、だからこそ安心できるとも言えそうです。

遊覧船の座席は自由席なので、早い者勝ちです。私が到着した時点(出発20分前)では既に乗船待ちの人で混雑していましたので、良い席をとるためにはもう少し早めに行って並ぶ必要がありそうです。ただ、結局、遊覧船に乗ると皆さん船内の座席には座らず、屋外のデッキに出て写真を撮るので、天気の良い日には座席をとるために並ぶ必要はないかもしれません。

遊覧船に乗船してクルーズ出発

その後、長い列に並んで順次乗船し、定刻より少し遅れて出発しました。時間は18時を10分くらい過ぎていましたが、既に日は沈み、外灘の建物でライトアップが始まり、夜景には絶好のタイミングとなりました。私が乗船した時は、乗船客のほとんどが現地中国の方々のようで、家族連れやグループでの参加が多かったです。私のように外国人で、しかもひとりで参加しているのはあまり見かけませんでしたが、皆さん屋外のデッキに出て写真を撮るのに夢中になっており、ひとりで参加しているから目立つとか、そういった気兼ねは全くありませんでした。

ナイトクルーズがスタート

遊覧船は、まずは南に向かって出航しました。少し行くとすぐに折り返して方向転換して北へ向かいます。外灘の歴史的建築群に近づくと、ライトアップがとても壮観です。昼間はPM2.5のせいで曇った景色になっていましたが、夜はむしろ曇っているせいで霞がかかったように幻想的な光になって、より一層奇麗に見えました。夜景まで粘った甲斐があったと思いました。

浦東のビル群の夜景

ブロードウェイマンションズを過ぎてから更に北へ向かいます。すると今度は浦東エリアにある近代的な高層ビル群のライトアップされた光景が間近に見えました。遊覧船は更に先まで進んだあと、再び折り返して外灘へと戻ります。

新鑑真号

ふと見ると、上海と大阪を結ぶ日中国際フェリー「新鑑真号」が停泊していました。日本に関係するものが見えてなんとなく嬉しい気持ちになりました。この日、天気は良かったですが1月で、しかも風があるので遊覧船のデッキは結構寒かったです。日本に比べて暖かい気候の上海ではありますが、冬にナイトクルーズする際は、冬物のジャンバーなどが必須です。

こうして約1時間の黄浦江ナイトクルーズで外灘の夜景を十分に楽しむことができました。小心者のため「ひとり参加」を心配していましたが、全く目立つことなく安心してクルーズを楽しめました。昼間はPM2.5のせいで景色全体に霞がかかっていましたが、夜景になるとライトアップもくっきりと見え、とても綺麗な景色でした。黄浦江ナイトクルーズはおすすめです。

まとめ:上海の外灘で歴史的見どころとナイトクルーズ夜景観賞を紹介

本記事をまとめると次のとおりです。

  • 外灘は上海の黄浦区に位置する歴史的なエリアである
  • 外灘には19世紀半ばから20世紀半ばにかけて租界が置かれた
  • 外灘には租界時代に建てられた多様な西洋建築様式が残っている
  • 外灘の建築物群は1996年に中国の全国重点文物保護単位に指定された
  • 「外灘」は中国語で「外滩」と書き、ピンインでは「Wàitān」と表記される
  • 「外灘」は英語では「The Bund」と呼ばれる
  • 外灘の遊歩道は約1.5kmに及び、散策に最適である
  • 上海浦東発展銀行(旧HSBCビル)は新古典主義建築の傑作である
  • 上海税関はギリシャ復興様式の新古典主義建築である
  • 和平飯店(フェアモント・ピースホテル)はアール・デコ様式の建物である
  • 黄浦江ナイトクルーズでは外灘と浦東の夜景を楽しめる
  • 渡し船は地元民の交通手段であるが、観光での利用にも適している
  • 外灘観光トンネルは外灘と浦東を結ぶアトラクション要素の強い河底トンネルである
  • 外灘の最寄り駅は地下鉄2号線と10号線の南京東路駅である
  • 外灘周辺には歴史的なホテルがいくつかある

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