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網走監獄と言えば、人気漫画・アニメ「ゴールデンカムイ」でご存知の人も多いことでしょう。古いところでは高倉健さん主演の映画「網走番外地」シリーズでも有名になりました。現在は刑務所として運用されていた場所から移設され、博物館「網走監獄」として一般開放されています。
本記事では、網走監獄について、見学のための所要時間や網走駅からのアクセス方法などを調べている人に向けて、網走監獄の基本情報、見学のための所要時間、網走駅からバスでのアクセス方法などについて、詳細に解説します。
また、筆者が実際に網走監獄を見学した際の見学レビューにより、網走監獄の魅力について具体的に紹介します。さらに、現在も刑務所として運用されている「網走刑務所」との違いや、「網走刑務所」での見どころについても触れていきます。
- 本記事で説明するポイント
- ・博物館「網走監獄」の基本情報
・網走駅からバスによる網走監獄へのアクセス方法
・網走監獄の見学レビューと見学にかかる所要時間
・網走監獄と網走刑務所との違いと網走刑務所の見どころ
網走監獄の基本情報と網走駅からのアクセス

ここではまず、網走監獄こと博物館「網走監獄」の基本情報と、網走駅から網走監獄へのアクセスなどについて、詳細に説明します。
博物館「網走監獄」: 公式サイト
博物館「網走監獄」の基本情報
網走監獄は1890年(明治23年)に開設された歴史ある刑務所。当時、ロシアからの脅威に備えるため、囚人を労働力として使い、北海道における道路建設などの開拓を進めようとしていました。北海道内で多数の囚人を収容するための施設として網走監獄が作られたのでした。
現在、網走市の天都山にある博物館「網走監獄」は、歴史的な古い建造物を移築・再現し、博物館として公開している施設です。現在も刑務所として運用されている「網走刑務所」(詳細は後述)は、JR網走駅から2kmほど離れた網走川のほとりにありますが、実は「網走監獄」は、この現「網走刑務所」の場所にあった施設を移設したものです。
現在、博物館「網走監獄」は、一般に公開された博物館となっています。ここでは重要文化財にも指定されている当時の施設を見学できるほか、網走刑務所の歴史や施設についての詳しい説明なども豊富です。
博物館「網走監獄」の営業情報
開館時間 | 9:00から17:00まで(最終入館16:00まで) |
休館日 | 12月31日と1月1日 |
入館料金 | 大人 1,500円 高校生 1,000円(要学生証提示) 小中学生 750円 ※各種クレジットカード・電子マネーの利用可 |
網走駅から網走監獄へのアクセス
網走駅から博物館「網走監獄」へのアクセスはバスの利用が便利です。JR網走駅前にあるバス停「網走駅②のりば」から、網走バスの「観光施設めぐり」という路線バス(毎日4往復運行)に乗車し、バス停「博物館網走監獄」で下車。所要時間は約7分、運賃は大人280円。バス停「博物館網走監獄」は博物館網走監獄の駐車場内にあるので便利です。網走バスの「観光施設めぐり」の運行時刻表はシーズンごとに変更されるので、旅行に行く前に網走バス公式サイトにて確認してください。
網走駅から博物館「網走監獄」までタクシーを利用すると1,500円くらいかかります。距離は約4kmで約5分くらいで博物館「網走監獄」の前まで到着できます。どうしても時間にあったバスがない場合には、タクシーの利用も検討してみてください。
ちなみに、路線バス「観光施設めぐり」は、バス停「博物館網走監獄」の次のバス停が「オホーツク流氷館」、その次のバス停が「北方民族博物館」となっています。いずれも興味深い観光スポットなので、時間に余裕があり、バスのスケジュールがうまくいくなら、これらもあわせて観光するのもいいかもしれません。
一方、女満別空港から博物館「網走監獄」へアクセスする場合は、網走バスの「女満別空港線」でJR網走駅まで行った後で、上で説明した「観光施設めぐり」に乗り換えてバス停「博物館網走監獄」まで行く方法がわかりやすいですが、近道をするのであれば、女満別空港から網走バスの「女満別空港線」に乗車し、バス停「天都山入口」で下車(900円、25分)。ここで「観光施設めぐり」のバスに乗り換えると、時間的にも短縮され、料金的にも安くなります。ただしバスの本数が少ないので、事前に時刻表を確認する必要があり、バスの乗り換えに少々待つ場合もあります。ちなみに、バス停「天都山入口」から博物館「網走監獄」までは1.2kmの上り坂なので、積雪がない季節なら歩くことも可能ですが、30分ほどはかかります。
網走監獄の見どころと見学の所要時間

次に、博物館「網走監獄」の雰囲気や見どころなどを筆者の見学レビューにより紹介し、博物館「網走監獄」を見学するための所要時間について説明します。また、「網走刑務所」と「網走監獄」との違いや、「網走刑務所」の見どころとについても紹介します。
網走監獄を見学するための所要時間
まず最初に、博物館「網走監獄」を見学するために必要な所要時間について説明します。詳細は後述の見学レビューと見どころ紹介で述べますが、博物館「網走監獄」には、歴史的に価値の高い建築物や、貴重な展示物が満載です。見どころはとても多いので、すべてをじっくり見学するにはまる一日はかかるでしょう。一般的には全体を簡単に見るのに最低でも1時間はかかります。人によって興味のある部分は異なりますが、いくつかも関心のある展示をじっくり見るのであれば、1時間半~2時間くらいは見ておいたほうがいいと思います。
網走監獄の見学レビューと見どころ紹介
筆者は2月末の寒い時期に網走を観光し、博物館「網走監獄」を見学しました。そのときの見学レビューを簡単に記します。この見学レビューを通じて網走監獄の見どころなどを紹介します。結論から言うと、博物館「網走監獄」を訪れることで、網走刑務所というのが北海道と日本の近代化に大きく貢献したということを知り、大きな学びがありました。また、保存されている建築物などは重要な歴史的文化財であり、一見の価値があります。
網走バスの「観光施設めぐり」でバス停「博物館網走監獄」に到着し、このバス停から坂を上がって、下の写真のような網走監獄に通じる橋を渡ります。この橋は「鏡橋」といって、もともとの網走刑務所の横にある網走川に掛かっていた木製の橋を再現構築したものです。ちなみに、後述する現在運用中の「網走刑務所」の前の網走川には改築されたコンクリート製の鏡橋がかかっています。「鏡橋」という名前には、「流れる清流を鏡として、我が身を見つめ、自ら襟をただし目的の岸にわたるべし」との思いが込められているのだそうです。

「鏡橋」を渡ると正面に入場ゲートがあり、その横にチケット売り場があります。入場料は大人1,500円です。チケットを買って入場ゲートを入ると、下の写真のように、正面に正門が見えます。通称「赤レンガ門」と呼ばれる網走刑務所正門は、重厚で威厳のある造りとなっています。ここは見どころの1つとなり、多くの人が記念写真などを撮影していました。

正門「赤レンガ門」の左右には部屋が設けられ、一方は、正門担当看守が受け付けとして使い、もう一方は、面会に来た家族の待合室に使われたそうです。なお、ここ博物館「網走監獄」にある「赤レンガ門」はレプリカであって実物ではありませんが、再現度はとても高いです。実は、後述する現在も運用中の「網走刑務所」で使用されている「赤レンガ門」のほうが実物なのです。「網走刑務所」はJR網走駅からも比較的近いですので、歴史ある建築物に興味があるなら「網走刑務所」のほうにも立ち寄ってみるといいでしょう。

正門「赤レンガ門」をくぐると、上の写真のような庁舎があります。この建物は当時の実物を移築復元されたもので、重要文化財に指定されています。庁舎は、刑務所管理部門の主軸となる建物で、最高責任者の典獄室をはじめ、会議室、総務課、戒護課、用度課、教育課、作業課などが設けられていたそうです。庁舎の中には、下の写真のように、網走刑務所の歴史や各施設を説明したパネルなどが多数展示されていました。全部のパネルを読んでいると時間がかかりますので、ここはざっと見渡す感じで見学しました。

庁舎を出て進むと裏門がありました。位置関係としては、さきほどの正門「赤レンガ門」から続く塀の途中に作られた門となります。通称「通用門」と呼ばれたそうです。この裏門は移築復元なので当時のレンガでできた実物です。

次に進んでいくと、下の写真にあるとおり「旧網走刑務所二見ヶ岡刑務支所」(移築復元)があります。これは重要文化財に指定されている実物であり、見どころの建築物です。建物の入口に進んでいきます。

近づいていくと下の写真のように「二見ヶ岡農場」という看板があります。網走監獄の囚人たちの食糧を担う場所として広い農場で収容者が作物の管理から収穫まで自立的に行う開放的処遇施設として重要な役割を果たしていたそうです。ようするに、農作業を刑務作業として行う施設だったようです。

二見ヶ岡刑務支所の館内に入ると、下の写真のように囚人たちの蝋人形が設置されており、当時の囚人たちの生活の様子が再現されていました。かなりリアルに再現されているので、当時の様子が具体的にイメージできて興味深かったです。

二見ヶ岡刑務支所を出て施設内をさらに進むと、下の写真にあるとおり、こちらも重要文化財に指定されている「舎房及び中央見張所」(移築復元)があります。この「舎房及び中央見張所」が、建物の展示としては博物館「網走監獄」での最大の見みどころです。

この「舎房及び中央見張所」は、中央見張所を中心に側面から後方に放射状に建つ五つの舎房からなり、間を渡り廊下で接続しているため五翼放射状房とも呼ばれています。下の写真が建物の中央に位置する中央見張所です。

中央見張所の位置から放射状に伸びる五つの舎房の列を見渡せば、その規模の大きさに圧倒されます。下の写真ではあまり規模感が表現されていませんが、現地で見るとインパクトは大きいものでした。

中央見張所から各舎房の列に進んでいきます。随所に囚人の蝋人形が展示されており、当時の様子がリアルに再現されていて面白かったです。下の写真は脱獄しようとする囚人でしょうか。なかなか興味深いです。

下の写真のように独房の中で暮らす囚人の蝋人形もありました。時代的には明治時代あたりのおうな気がします。

舎房の列は5つあり、各舎房とも60~70mもの長さがあるため、5つとも端まで歩くのに結構時間がかかりました。あまり時間がない場合には、舎房の列は1つか2つくらい見学して、端までは歩かずに途中で引き返すようにしてもいいかもしれません。

舎房及び中央見張所を出て最後にあるのが、下の写真のように、博物館「網走監獄」の出口近くにある「教誨堂」(移築復元)です。この「教誨堂」も重要文化財に指定されている実物の建物となっています。

教誨堂の中に入ると、下の写真のとおり、何もない広い空間になっています。この建物は教誨事業の行われた講堂だったそうです。教誨とは囚人に対して行う精神的、倫理的、宗教的な強化指導のことで、僧侶や牧師さんが囚人に人の道を説き、更生へと導くように尽くした場所でもあります。

以上が筆者による博物館「網走監獄」の見学レビューでした。主だった見どころは見学レビューの中で紹介したとおりです。筆者の場合は、上の見学レビューで紹介したもの以外は、あまり詳しく見学しなかったのですが、見学に要した所要時間は1時間半ほどとなりました。
博物館「網走監獄」への往復アクセスを網走バスの「観光施設めぐり」にする場合、博物館「網走監獄」での滞在時間は1時間か3時間がちょうどよい時間になるようです。博物館「網走監獄」には、「監獄食」が体験できるレストランやカフェ、お土産ショップもありますので、現地3時間の滞在にしてゆとりあるスケジュールで訪問するのがいいかもしれません。
「網走刑務所」の見どころと「網走監獄」との違い

JR網走駅から2kmほど離れた網走川のほとりに「網走刑務所」があります。「網走刑務所」は現在も刑務所として運用されている現役の刑務所です。上でも少し触れたとおり、博物館「網走監獄」で展示・公開されている建築物などは、もともとこの網走川のほとりの「網走刑務所」の位置にあったものを移設したものです。
「網走監獄」と「網走刑務所」との違い
つまり、「網走監獄」と「網走刑務所」との違いは、「網走監獄」は昔の刑務所の施設を移設して博物館にしたものであり、「網走刑務所」は現役の刑務所であるということ。ですので、博物館「網走監獄」に行くつもりで「網走刑務所」に来てしまうと見当違いです。名前が似ているので間違えないように注意してください。
現役の刑務所であるため「網走刑務所」は観光目的で中に入ることはできませんが、正面にある「赤レンガ門」と、その左右の部屋は自由に見学できるようになっています。上でも少し説明しましたが、博物館「網走監獄」にある「赤レンガ門」はレプリカで、この「網走刑務所」にある「赤レンガ門」のほうが実物です。「赤レンガ門」に関しては、「網走監獄」がレプリカで「網走刑務所」が実物という違いがあります。
網走刑務所へのアクセス
博物館「網走監獄」から網走刑務所へ行く場合は、バス停「博物館網走監獄」から網走バスの「観光施設めぐり」に乗り、バス停「刑務所前」で下車(180円、5分)。JR網走駅から行く場合は、西方向へ行くバスならどれでもいいと思いますが、3つ目のバス停「刑務所前」で下車します(190円、5分)。
バス停「刑務所前」の近くにある信号のところに「オホーツク産直市場かにや」というお店が見えますので、その正面の道を進み、網走川にかかる橋を渡っていくと網走刑務所の正門です。
網走刑務所の見どころ
バスを降りて網走川を渡る橋がありますが、ここが現役の「鏡橋」です。博物館「網走監獄」にも再現構築された昔の姿の木製の「鏡橋」がありましたが、下の写真のものが現役のコンクリート製の「鏡橋」となります。

橋のたもとには、下の写真のとおり「かがみばし」という文字が確認できます。正真正銘の「鏡橋」です。博物館「網走監獄」で再現構築された昔の「鏡橋」と比較すると興味深いです。「刑務所前」での見どころのひとつと言えます。

この「鏡橋」を渡ると左手前方に、下の写真のとおり、「網走刑務所」の赤レンガ塀が見えてきます。その道を少し進むとすぐに網走刑務所「正門」です。

下の写真が実物の「赤レンガ門」です。やはり実物が醸し出す雰囲気には重みがあるように思います。「刑務所前」での最大の見どころはこの「赤レンガ門」です。

「赤レンガ門」の中には入ることができます。中に入ると左右の部屋は下の写真のような感じです。

また外に出て外周の赤レンガ塀をよく見てみます。赤レンガ塀は背が高いですね。高さは4m65cmもあるそうです。

以上が「網走刑務所」の見どころについてでした。実物の「赤レンガ門」が気になる場合には、「網走刑務所」も訪問してみることをおすすめします。JR網走駅からも近く、見学するための所要時間も10分くらいあればいいので、おすすめです。
まとめ:網走監獄の見学ガイド・所要時間や網走駅からのアクセスなど
本記事の内容をまとめると次のとおりです。
- 博物館「網走監獄」は北海道網走市の天保山に位置する
- 網走監獄は1890年に設立された
- 博物館「網走監獄」は観光地として人気がある
- 博物館「網走監獄」はJR網走駅から約4kmの距離にある
- 博物館「網走監獄」へのJR網走駅からのアクセスはバスが便利である
- 博物館「網走監獄」へのバスは「観光施設めぐりバス」が利用できる
- 博物館「網走監獄」はの入場料は大人1,500円である
- 博物館「網走監獄」はの営業時間は9:00から17:00までである
- 博物館「網走監獄」は12月31日と1月1日は休館である
- 博物館「網走監獄」を見学するための所要時間は1時間半から2時間程度である
- 博物館「網走監獄」には「監獄食」が体験できるレストランがある
- 博物館「網走監獄」には歴史的な展示物が多くある
- 網走監獄は「ゴールデンカムイ」の舞台としても知られている
- 博物館「網走監獄」にはお土産ショップがある
- 「網走監獄」は博物館、「網走刑務所」は現役の刑務所なので、両者は大きく違う
- 「網走刑務所」には実物の「赤レンガ門」などの見どころがある