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中国の北京を訪れる旅行者にとって、万里の長城を北京から日帰り観光することは、外せない体験のひとつです。世界遺産にも登録されているこの壮大な建造物は、歴史的価値だけでなく、圧倒的なスケールと美しい景観で多くの人を魅了しています。中でも万里の長城の観光としておすすめに挙げられるのが、アクセスの良い八達嶺長城と、比較的静かで自然豊かな慕田峪長城です。
この記事では、万里の長城の観光は八達嶺長城か慕田峪長城のどっちが自分に合っているのかを判断するためのポイントや、万里の長城を北京からアクセスする方法、つまり八達嶺長城や慕田峪長城への行き方の詳細をわかりやすく解説します。また、万里の長城のチケット予約の方法や、万里の長城を観光するのに予約は必要なのか?予約なしで行けるのか、といった疑問にもお答えします。
さらに、万里の長城の営業時間や、筆者が実際に慕田峪長城をオプショナルツアーで訪れたときの体験レビューも紹介しながら、初めての方でも安心して観光を楽しめるよう、実用的な情報をまとめました。これから万里の長城を訪れる予定の方は、ぜひ参考にしてください。
- 本記事で説明するポイント
- ・八達嶺長城と慕田峪長城の違いやそれぞれの魅力
・北京市内から各長城へのアクセス方法と所要時間
・各長城のチケット予約方法や予約の必要性と料金
・観光に適した季節や各長城での営業時間の目安
万里の長城 北京から 観光の魅力と基本情報

まずここでは、万里の長城のおすすめ観光スポットについて紹介するとともに、万里の長城は特に人気のある八達嶺か慕田峪どっちが良いのかについて解説します。そのあと、筆者が実施にオプショナルツアーを利用して慕田峪長城を訪問したときの体験レビューを紹介して、慕田峪長城を観光するイメージをもつとともに、その見どころを具体的に紹介していきます。
北京市人民政府: 八達嶺長城のページ(日本語)
北京市人民政府: 慕田峪長城のページ(日本語)
万里の長城のおすすめ観光スポットは?
北京から万里の長城を訪問できる場所、すなわち観光スポットは複数存在しますが、なかでも特におすすめしたいのが「八達嶺(はったつれい)長城」と「慕田峪(ぼでんよく)長城」です。どちらも北京から公共交通機関を使って日帰りで観光できるので便利ですし、どちらも現地にはロープウェイなどが整備されて長城の上まで楽に上ることができるため、体力に自信がない人でも安心して楽しめます。
八達嶺長城
まず、八達嶺長城は北京近郊で最も有名な観光地の一つで、北京市内からのアクセスの良さが魅力です。北京市内から高速鉄道や路線バスを使って1時間~1時間半でアクセスできるので非常に便利です。北京市内から八達嶺長城を日帰りで観光するオプショナルツアーも豊富に提供されています。
また、駅やバス停のある麓から長城に登る方法としては、坂道を徒歩で登る方法のほか、ロープウェイや、スライダー(ジェットコースターのような乗り物で上り下り、ただし途中の中腹まで)の3通りがあり、観光インフラも整っています。ロープウェイを利用すると、体力に自信がない人でも問題なく長城に登って観光が楽しめます。
八達嶺長城の麓周辺には、中国長城博物館(無料)や土産物店も充実しており、長城から下りてきたあとの楽しみも充実しています。このように八達嶺長城は、万里の長城に初めて訪れる方には特におすすめです。ただし、万里の長城を観光するスポットの中では最も人気が高いため、常に多くの観光客が来訪し、混雑な状態がしばしば発生する点には注意が必要です。
慕田峪長城
一方、慕田峪長城も万里の長城を観光するのに八達嶺長城に次いで人気のスポットです。北京市内からのアクセスは、路線バスを乗り継いで約2時間半ほどかかるので、八達嶺長城に比べると利便性が劣るとも言えますが、日帰り観光が十分可能な観光スポットではあります。なお、慕田峪長城についても、北京市内から日帰りで観光するオプショナルツアーが豊富に提供されています。
慕田峪長城の場合も、長城に登る方法としては、坂道を徒歩で登る方法のほか、ロープウェイとリフトの3通りがあり、観光インフラは十分に整っています。慕田峪長城でもロープウェイやリフトを利用すると、体力に自信がない人でも問題なく長城に登って観光が楽しめます。なお、慕田峪長城では、長城から降りるときはスライダー(滑り台のようなもの)も利用可能で、アトラクションとしても楽しめる設備になっています。
慕田峪長城では八達嶺長城に比較して観光客が少ないため、落ち着いた雰囲気で長城の壮大さを鑑賞し堪能できます。眼前には自然に囲まれた美しい景観が広がり、春の花や秋の紅葉など、季節ごとの風景も楽しめます。遺跡の保存状態も比較的良好なため、歴史的な雰囲気をより深く味わいたい方に適しています。
万里の長城は八達嶺か慕田峪どっちが良い?
上で説明したとおり、北京市内からのアクセスの良さを重視するなら八達嶺長城がおすすめであり、混雑を避け落ち着いた環境でじっくり遺跡見学をしたいなら慕田峪長城がおすすめです。
またアトラクション要素の観点からは、ジェットコースターのようなスライダーを楽しみたいなら八達嶺長城ですし、滑り台のようなスライダー(ただし下りのみ)を楽しみたいなら慕田峪長城を選びましょう。ロープウェイだけでなくリフトがあるのも慕田峪長城のメリットです。天気の良い日にはリフトから絶景を楽しむことができます。
なお、八達嶺長城や慕田峪長城には、北京市内発で日帰り観光するオプショナルツアーが豊富にあります。オプショナルツアーに参加すると、宿泊しているホテルからバスでの送迎があるので便利です。アクセスの利便性という観点からは、八達嶺長城と慕田峪長城との差は解消されます。またオプショナルツアーには、明の十三陵や頤和園などの観光、昼食などもセットになっているものがあるので、各自のニーズに合ったオプショナルツアーを選択することで効率的な観光を楽しむことができます。
例えばオプショナルツアーで有名な「ベルトラ(VELTRA)」さんのサイトより、「八達嶺長城」や「慕田峪長城」で検索するといろいろなツアーが表示されます。興味があれば、下のボタンリンクからサイトをのぞいてみてください。
万里の長城の日帰りツアーが豊富
慕田峪長城の体験レビュー紹介
次に、筆者が北京を旅行した際に、慕田峪長城への日帰りオプショナルツアーにひとりで参加したので、そのときの体験レビューを紹介します。慕田峪長城を選んだ理由は、混雑を避けてじっくり万里の長城を見たかったからです。
慕田峪長城へのオプショナルツアー選び
慕田峪長城にはツアーに参加せず北京市内からバスでアクセスすることもできましたが、限られた北京での滞在時間中に効率的に観光をしたかったという理由でオプショナルツアーに参加して慕田峪長城を観光することにしました。
筆者は今回も、オプショナルツアーで名高い「ベルトラ(VELTRA)」さんのサイトより、慕田峪長城の観光に明の十三陵と昼食がプラスされた日本語ガイド付きツアーを選んで参加することにしました。
ちなみに、オプショナルツアーは「日本語ガイド付き」のほうが「英語ガイド付き」に比べて値段が高いのですが、日本語で遺跡の解説をしてくれるので、解説をしっかり聞きたいという場合には、多少高くても「日本語ガイド付き」のほうを選ぶのがおすすめです。もちろん、英語が得意な人や、遺跡の解説は自分で調べるから不要という人の場合は、どちらでもいいと思います。
オプショナルツアーへ出発
今回の集合場所は、私の泊まっていた北京飯店の1階ロビー、集合時間は朝7時でした。北京飯店は有名な大型ホテルでしたので、宿泊先ホテルまでバスが迎えに来てくれましたが、中小規模以下のホテルの場合には、直接バスが来てくれない可能性が高く、その場合には近隣の大型ホテルに集合となりますので注意が必要です。

7時ちょっと前にロビーのソファーで座っていると、ガイドさんが来て声をかけてくれました。そして、ガイドさんとともにホテル前に泊まっているバスに乗車。今回のバスは15人乗りくらいのマイクロバスでした。その後、30分くらいかけて北京市内を移動し、他の3ヶ所のホテルに立ち寄って参加者をピックアップしてからツアーに出発です。
まずお土産屋へ立ち寄る

北京市を出発して30分ほどで、北京市の北に位置する「ナショナル・ストーン・プレイス」という施設に到着しました。ここでは、ひすいの加工・展示・販売をしています。オプショナルツアーでは、お土産屋への立ち寄りはよくあることなので、仕方ありません。しばしの我慢です。
館内に入ると、ひすい加工に関するパネルの展示があり、続いて、ガラス越しにひすいの加工をしている職人さんを見ることができます。その先の部屋に行くと、係の人が、ひすい加工に関する説明をしてくれるので、それをみんなで聞く、という流れでした。ひすい加工の説明それが終わると、ぞろぞろと大きな販売場に進み、お約束の”ショッピングタイム”となりました。
このお店には30分くらい滞在しました。商品はかなり高価なものばかりなので、私は何も買いませんでしたし、ほかの参加者も買っている様子はありませんでした。
明の十三陵を観光
お土産屋を出てからバスで約30分移動して、明の十三陵に到着しました。明の十三陵とは、明代の皇帝、皇后、皇貴妃と皇太子等の陵墓群のことで、成祖永楽帝以後の皇帝13代の陵墓があるため、この名前がついたそうです。このうち、今回のツアーで訪れたのは、第14代神宗万暦帝の陵墓である「定陵」です。

ここでは、ガイドさんが小旗を持って先導し参加者がぞろぞろとついていく感じでの観光でした。門をくぐって中に入っていきます。「明楼」という建物がシンボルのようにドンと建っています。この裏に定陵の玄宮、俗に言う「地下宮殿」があります。お墓の中、ということですね。
地下宮殿に入ります。地下 27mの深さにあるそうです。天井はすべて石をアーチ型に組んだものです。中国古代建築のレベルは高かったのですね。奥に行くと皇帝と皇后のひつぎが置かれていました。鳳凰と竜が彫刻された宝座など。副葬品のようなものも見られました。

地下宮殿はなかなかのものでした。ここが明の十三陵でのハイライトと言えます。ガイドさんが熱心に解説してくれて楽しめたのですが、やはり事前に多少は勉強しておいたほうが理解は深まったかもしれないと少し後悔しました。こうして、明の十三陵で約1時間の観光時間を終え、次の目的地に向かいました。
慕田峪でまずはレストランで昼食

明の十三陵を出て1時間半ほどで慕田峪のシャトルバスターミナルに到着。ここから慕田峪長城のロープウェイ乗り場まではシャトルバスで片道5分ほどです。
時刻はちょうどお昼の12時になろうとしていたこともあり、万里の長城を観光する前に昼食をとることになりました。もちろん昼食はツアー代金に含まれています。
シャトルバスをロープウェイ乗り場の少し手前にあるレストランで下車し、参加者みんなで大きな中華テーブルを囲んで、家庭料理っぽい中華を食べました。それほど高級なものではなかったですが、ランチとしては悪くなかったです。
慕田峪長城の観光

昼食後、徒歩でロープウェイ乗り場前に移動し、ここから12:30~14:30までの2時間、自由行動で万里の長城を見物することとなりました。慕田峪長城は山の上にあるため、ロープウェイで登る人、リフトで登る人、徒歩で登る人、それぞれ好みに応じて別行動です。この日は1月の寒い日で、天気は晴れでしたが道には雪が積もっていて、歩くのは大変そうだったので、私は往復ロープウェイにしました(ツアー代金とは別)。

ロープウェイを降りるとすぐ目の前に万里の長城が現れました。遠くまで続く万里の長城の姿はなかなかの迫力です。定番の観光地といってバカにはできない魅力が万里の長城にはありました。来てよかったです。
さすがは万里の長城ですから、平日にもかかわらず観光客はまあまあ見られました。しかし、混雑しているというほどではありませんでしたので、比較的快適な観光ができました。八達嶺長城に比べて混雑が少ないと言われますが、実際そうだなと思いました。

前日の雪が残っていたせいで、雪化粧された万里の長城を見ることができました。とても美しいです。万里の長城を少し歩いてみましたが、所々、急な階段になっており、思ったように進めない箇所もありました。歩きやすいスニーカーや服装は必須です。
そうこしているうちに、1時間半があっという間に過ぎ、ロープウェイで山を下りることにしました。
最後は中国茶のショップへ
慕田峪長城からの帰路では、「ティー・セレモニー」がありました。と言っても、中国茶ショップでお茶の試飲・販売会をするというもの。本日2回目の”ショッピングタイム”です。

試飲したお茶はおいしかったです。良い品質のお茶なのだと思いましたが、どれも高価だったので、私は買いませんでした。見たところ他の参加者は結構買っていたようです。低品質のものを騙して売るような悪質なお店ではないようなので安心です。セールスも強引ではありませんでした。
以上、お茶の試飲・販売会を終えてバスでホテルまで送ってもらいました。慕田峪長城や明の十三陵は、公共交通機関を使って自分で行くこともできますが、オプショナルツアーに参加した方が、効率的にまわることができ、しかもホテルへの送迎があるので楽に観光を楽しめました。ツアーであれば、言葉も通じない海外で道に迷ったり、ボラれたり、スリにあったりといったリスクもほとんどないので安心です。
一方、オプショナルツアーのデメリットとしては、自分で行くより料金がかなり高くなるという点です。予算と相談して考えるべきです。また、旅慣れていて冒険心のある人にとっては、オプショナルツアーでは物足りない場合があるかもしれません。
万里の長城への北京からのアクセスと観光情報

続いて、万里の長城への行き方について、北京市内から各長城へのアクセスまとめを説明し、万里の長城の営業時間とベストシーズン、万里の長城のチケット情報・料金、そして、万里の長城は予約が必要かどうか、予約なしでも行けるかどうかについても詳しく解説しまて、万里の長城への北京からのアクセスと観光情報に関する理解を深めます。
万里の長城への行き方:北京市内からのアクセスまとめ
すでに説明したとおり、万里の長城のうち八達嶺長城と慕田峪長城は、北京市内から日帰りでアクセスすることが可能です。ここでは、オプショナルツアーには参加せずに、万里の長城への公共交通機関を使った行き方、北京市内からのアクセスまとめとして、八達嶺長城と慕田峪長城とについてそれぞれ解説します。
八達嶺長城へのアクセス
八達嶺長城への交通機関を使ってのアクセス方法は2つあります。便利で速いのが高速鉄道を使った方法、安いのが路線バスを利用した方法です。そのほかに、高速鉄道ができる前によく利用されていた近郊電車のS2トレインを使ったアクセス方法もありますが、利便性の点であまりメリットがないので説明は割愛します。以下、高速鉄道と路線バスそれぞれについて記載します。
高速鉄道を利用する方法
高速鉄道「高鉄」の北京市内での乗車駅は北京北駅または清河駅で、八達嶺長城に最寄りの下車駅は八達嶺長城駅です。北京北駅発の列車本数は少なく、大部分の列車は清河駅発になりますので、清河駅のほうを利用するとスケジュールが立てやすいでしょう。清河駅は北京市内でも北寄りの位置にあるので、北京市の中心街からは地下鉄などを利用してアクセスします。
料金(二等車)と所要時間は、北京北駅~八達嶺長城駅が料金約28元で所要時間約30分、清河駅~八達嶺長城駅が料金約20元で所要時間約20分となります。運賃や所要時間は乗車する便により多少変動があります。うまくいけば、北京市内から八達嶺長城まで1時間以内でアクセスできてしまうかもしれません。
路線バスを利用する方法
北京市の中心部にある徳勝門駅前から八達嶺長城まで路線バス「877路」が所要時間約1時間半で運行されています。便数は15分間隔程度に頻繁に運行されているようなので、混雑時に高速鉄道の予約がとれないようなときにも心強いです。料金は12元と格安です。
慕田峪長城へのアクセス
慕田峪長城への交通機関を使ってのアクセス方法は路線バスを乗り継ぐ方法です。繁忙期などには直行バスが運行されていることもあるようですが、ここでは説明は割愛します。以下、路線バスを乗り継ぐ方法について記載します。
路線バスを利用する方法
路線バスを乗り継ぐ場合、北京市内側の出発地点は、東直門バスターミナルとなります。東直門バスターミナルから路線バス「916快」に乗車してバス停「懐柔北大街」で下車。ここで路線バス「H35」「H7」「H36」「H23」「H24」などに乗り換えて、バス停「慕田峪環島」で降りると、慕田峪長城の入場ゲートはすぐそこです。
料金と所要時間は、東直門バスターミナルからバス停「慕田峪環島」までが料金約20元で所要時間約2時間半となります。所要時間は交通状況により変動します。
万里の長城の営業時間とベストシーズン

万里の長城を訪れる際には、営業時間と季節ごとの特徴を把握しておくことが大切です。観光の計画を立てるうえで、混雑や天候の影響を避けるためにも、事前の情報収集が欠かせません。
まず、営業時間についてですが、一般的に長城の観光エリアは朝8時頃から夕方5時頃まで開いています。ただし、季節やエリアによって若干の違いがあるため、訪問前に公式サイトなどで最新情報を確認することをおすすめします。特に冬季は日没が早いため、閉門時間も早まる傾向があります。
次に、ベストシーズンについてです。最も快適に観光できるのは春(4月〜6月)と秋(9月〜11月)です。この時期は気温が穏やかで、空気も澄んでおり、長城からの眺望が美しく広がります。特に秋は紅葉が見頃を迎え、写真映えする風景が楽しめます。
一方、夏は観光客が多く、気温も高いため、熱中症対策が必要です。また、冬は雪景色が美しい反面、足元が滑りやすくなるため、歩きやすい靴と防寒対策が欠かせません。なお、筆者は冬の1月に観光し、積雪はあったが天気は晴れだったのでスムーズに観光できました。
このように、訪問時期によって異なる魅力がある万里の長城ですが、快適さと景観の美しさを重視するなら春か秋の訪問が最適です。旅行の目的や体調に合わせて、最も楽しめるタイミングを選びましょう。
万里の長城のチケット情報・料金
万里の長城を訪れる際には、事前にチケットの予約方法と料金を把握しておくと、スムーズに観光を楽しむことができます。特に人気の高い八達嶺長城と慕田峪長城では、オンライン予約も可能で、窓口での混雑を避けるためにも活用する価値があります。具体的な予約方法については後述します。
まず、チケットの料金についてですが、例えば、オンシーズンの入場料等は以下の通りです。
八達嶺長城 | 大人入場料40元+ロープウェイ往復140元(スライダー往復60元) |
慕田峪長城 | 大人入場料45元+シャトルバス往復15元+ロープウェイ往復120元(リフト+スライダー120元) |
ロープウェイを利用したオーソドックスな観光でオンシーズンの場合、八達嶺長城では280元、慕田峪長城では180元となります。
万里の長城は予約必要?予約なしでも行ける?
万里の長城は、八達嶺長城でも慕田峪長城でも、基本的に予約なしで訪れることが可能です。現地へ行き窓口で当日分のチケットを購入すれば入場できます。しかし、土日祝日や繁忙期に訪問する場合、観光の快適さや確実性を考えると、事前予約をしておく方が安心です。特に人気の高い八達嶺長城や慕田峪長城では、混雑時にチケット購入窓口で長時間並ぶことや、入場制限がかかること、当日券が売り切れるケースもあるため、予約の有無が観光体験に大きく影響することもあります。
具体的な予約方法は以下のとおりです。
八達嶺長城は、kkday のサイト「八達嶺 入場チケット予約」から予約するのが便利です。
慕田峪長城では、慕田峪長城の公式サイトにある「慕田峪長城の予約ページ」(日本語)からチケットの予約が可能です。
もっとも、平日や閑散期であれば、予約なしでも問題なく入場できることがほとんどです。そのため、訪問時期や時間帯によって、予約の必要性は変わってきます。もちろん、オプショナルツアーに参加する場合にはツアー運営会社が予約してくれるので、自分で予約する必要はありません。
このように考えると、確実に観光を楽しみたい方や、当日の窓口での混雑を避けたい方には予約をおすすめします。一方で、柔軟なスケジュールで動ける方や、平日に訪れる予定であれば、予約なしでも十分に対応可能です。旅行スタイルに合わせて判断すると良いでしょう。
まとめ:万里の長城を北京から観光するなら八達嶺と慕田峪がおすすめ

本記事の内容をまとめると次のとおりです。
- 八達嶺長城と慕田峪長城は北京から日帰りで万里の長城を見ることができる代表的な観光地
- 八達嶺長城は高速鉄道や路線バスでアクセスしやすく初心者向け
- 慕田峪長城は観光客が少なく落ち着いた雰囲気で景観が美しい
- 両長城ともロープウェイやリフトなどの乗り物が整備されており体力に自信がなくても安心
- 八達嶺長城には中国長城博物館や土産物店があり観光施設が充実
- 慕田峪長城では自然に囲まれた長城の風景が楽しめる
- 八達嶺長城は混雑しやすいため静かに遺跡を鑑賞したい人には不向き
- 慕田峪長城は保存状態が良く歴史的な雰囲気を味わいやすい
- 八達嶺長城にはジェットコースター型スライダーがありアトラクション性が高い
- 慕田峪長城では下り専用の滑り台型スライダーを楽しめる
- オプショナルツアーを利用すればホテル送迎付きで効率的に観光できる
- 八達嶺長城は高速鉄道なら清河駅から約20分で到着できる
- 慕田峪長城はバスを乗り継いで約2時間半かかるが直行バスもある場合がある
- 両長城ともにチケットはオンライン予約が可能で混雑回避に有効
- 春と秋が万里の長城の観光に最適な季節で紅葉や花が見頃になる
八達嶺長城や慕田峪長城に行くなら、コスパとタイパのいいオプショナルツアーがおすすめです。たとえば「ベルトラ(VELTRA)」さんのサイトより、「八達嶺長城」や「慕田峪長城」で検索するといろいろなツアーが表示されます。興味があれば、下のボタンリンクからサイトをのぞいてみてください。
万里の長城の日帰りツアーが豊富