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浦賀レンガドック(または「浦賀ドック」)は、明治30年(1897年)に設立された歴史ある造船所の遺構であり、現在もその魅力を多くの人々に伝えています。この記事では、浦賀レンガドックの一般公開や見学方法をテーマに、浦賀レンガドックの歴史と現在、一般公開と見学方法、見学時の注意点を解説します。
また、私が実際に浦賀レンガドックでのイベントに参加したレビューをご紹介し、駅からのアクセスや、イベントでの見学時の様子、そしてライトアップの魅力などについてもお伝えします。浦賀レンガドックの一般公開見学を計画している方にとって、役立つ情報が満載です。ぜひ最後までご覧ください。
- 本記事が説明するポイント
- • 浦賀レンガドックの歴史と現在の状況
• 浦賀レンガドックの一般公開と見学方法、ツアーやイベントの詳細
• 浦賀レンガドックでのイベントやライトアップの魅力
• 浦賀レンガドックへのアクセス方法
浦賀レンガドックの一般公開・見学方法

まず、浦賀レンガドックの歴史と現在の状況に触れ、浦賀レンガドックの一般公開と見学方法について解説します。さらに見学時の注意点についても言及します。
浦賀レンガドック:公式サイト
浦賀レンガドックの歴史と現在
浦賀レンガドック(または「浦賀ドック」)は、明治30年(1897年)に設立された浦賀船渠株式会社を前身とする造船所の遺構です。浦賀船渠では、設立当初から駆逐艦や巡洋艦など多くの艦船が建造され(軽巡洋艦 2隻、駆逐艦 44隻、海防艦 11隻+2隻未完)、特に第二次世界大戦中には数々の有名艦船がここで生まれました。例えば、有名な艦船では以下のものが浦賀レンガドックで建造されています。
軽巡洋艦: 五十鈴、阿武隈
駆逐艦 :長月、菊月、追風、弥生、水無月、望月、深雪、磯波、狭霧、潮、雷、子日、初霜、時雨、五月雨、山風、涼風、霞、不知火、早潮、時津風、浜風、萩風、秋雲、風雲、高波、涼波、岸波、清波、清霜など
浦賀レンガドックは、世界に現存する大規模レンガドック4ヶ所(5基)のうちの一つであり、日本に現存する数少ないレンガ積みのドライドックの一つでもあります。浦賀レンガドックは住友重機械工業株式会社の浦賀工場として利用されていましたが、2003年に閉鎖されました。その後、横須賀市に寄付され、現在は、横須賀市によって、近代造船の発祥地として地域の産業遺産に指定し保存されています。また、見学ツアーやイベント等で一般公開もされています。
一般公開と見学の方法

浦賀レンガドックは普段は非公開ですが、見学ツアーやイベント開催時に一般公開されています。浦賀レンガドックを見学する方法は、「個人向けガイドツアー」に参加、「観光ツアー」に参加、「イベント」に参加の3通りがあります。以下、それぞれについて紹介します。
「個人向けガイドツアー」に参加
浦賀レンガドックの「個人向けガイドツアー」は、よこすかシティガイド協会が主催しています。開催日は、毎月第1日曜日と第3日曜日の2回で、各回の定員は50名(先着申込順)です。申し込み締切日は、開催日の2週前月曜日、参加費は500円/人(小学生は無料)。小雨決行、荒天中止。
午前 9:30集合に浦賀ドック正門前に集合し、専任ガイドの案内のもと説明を聞きながら浦賀レンガドックを見学します。ドック底まで降りていくことができます。所要時間は約1時間30分。個人で気軽に参加できるのがメリットです。
「観光ツアー」に参加
浦賀レンガドックだけでなく、横須賀の他の観光スポットとあわせてバスツアーなどの「観光ツアー」が組まれることもあります。浦賀レンガドックとともに横須賀を効率的に観光したい場合には「観光ツアー」を利用するといいでしょう。横須賀市の公式サイトや横須賀観光情報のサイトなどで案内されますので、興味のある人はチェックしてみてください。ほとんどの「観光ツアー」は事前申し込みが必要で、参加費は有料となるのでご注意ください。
「イベント」に参加
上記のツアーのほか、浦賀レンガドックを会場として、「咸臨丸フェスティバル」、「中島三郎助まつり」、「浦賀なつまつり」などのイベントが開催され、イベント中に浦賀レンガドックを見学することができました。イベントの情報は、横須賀観光情報のサイトなどで案内されますので、興味のある人はチェックしてみてください。
申し込み不要で参加できるイベントが多いですが、イベントによっては事前申し込みが必要な場合もありますので、注意が必要です。また、イベント開催時間前や開催終了後に訪れても敷地内に入ることはできませんので、開催時間をよく確認するようにしましょう。日没後になるイベントでは浦賀レンガドックのライトアップも実施されることがあります。ライトアップは特に幻想的で、一見の価値があります。
見学時の注意点

浦賀レンガドックを見学する際には、いくつかの注意点があります。まず、見学はツアーやイベント時に限られており、普段は非公開です。イベント開催時以外は、事前申し込み無しに現地へ行っても見学することはできません。イベントの情報は、横須賀観光情報のサイトで確認することができます。事前にイベントの開催日時や見学ツアーの申し込み方法を確認しておくことが重要です。
なお、非公開時にもかかわらず浦賀に突撃される方もいるようですが、非公開日には浦賀レンガドック敷地内に入ることはできず、敷地の周りは高い塀で囲まれていたり、敷地内が見える箇所もありますが、角度的にドックが見えませんので、非公開時に浦賀レンガドックを見ることは期待しないほうがいいでしょう。
浦賀レンガドックを見学する時には、指定されたルートを外れたり、立ち入り禁止エリアに入らないようにし、ガイドや現地スタッフの指示に従うことが求められます。また、ライトアップイベントなどでは、写真撮影が禁止されている場合がありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。さらに、見学中は安全のため、歩きやすい靴を履くことをおすすめします。
浦賀レンガドックのイベント参加レビュー

上でも説明したとおり、浦賀レンガドックは、日没後のイベント開催時にライトアップされる場合があります。私は、2018年8月12日開催の「浦賀なつまつり」のイベントに参加し、浦賀レンガドックとそのライトアップを見学してきましたので、その体験レビューをご紹介しようと思います。
ライトアップ・イベント参加レビュー
私が参加したのは「浦賀なつまつり」という地域の盆踊りイベントでした。浦賀レンガドックの敷地内には広場があって、そこで露店を出し、盆踊りをやるというものです。その広場に入るには浦賀レンガドック正門から入場し、浦賀レンガドックのすぐ横を通ってアクセスするため、盆踊りのついでに浦賀レンガドックも見学できました。
京急浦賀駅からのアクセス

下の地図にあるとおり、京急の浦賀駅で下車し、浦賀レンガドック正門までは約700m(徒歩10分)ほど。駅前にある「浦賀駅前」の交差点から正面方向の道をまっすぐにしばらく歩いていくと右手に「生活協同組合 うらがCO-OPmamaの広場浦賀店」というスーパーが見えるので、そのスーパーと道を挟んで対面する位置(つまり左手側)に浦賀レンガドックの正門があります。スマホのナビがあれば迷うことはなさそうです。
浦賀レンガドックの正門から入り右側に進んで、駐車場や建物の横をすぎ50mほど行くとドックが見えてきました。なお、事前申込みするタイプの見学ツアーでは、集合場所や集合時間が別途定められている場合もありますので、ご注意ください。
浦賀レンガドック見学時の様子

私は日没前のまだ明るいうちに到着しました。来場していたのは、ほぼ地域の人ばかりで、しかも浦賀レンガドックの見学目的で来ている人はあまりいないようでした。ドック周辺にはあまり人が多くなく、ゆっくり見学して写真を撮ることができました。
そのあと、盆踊り会場の出店で、お好み焼きや焼きそばを食べ、日没を待ちました。ライトアップの点灯は19時でした。ライトアップがされると、多くの人がドック周辺に集まってきて、皆さん写真撮影に熱中されていました。

浦賀レンガドックのライトアップされた姿はとても幻想的で一見の価値ありです。私もライトアップの写真をたくさん撮ったのですが、ライトアップの写真については「SNSへの投稿が禁止」となっていましたので、残念ながら私の写真は掲載していません。上の写真はタウンニュースさんの記事から引用させていただいたものです。
まとめ:浦賀レンガドックの一般公開・見学方法とイベント参加レビュー
本記事の内容をまとめると次のとおりです。
- 浦賀レンガドックは明治30年(1897年)に設立された造船所である
- 第二次世界大戦中に駆逐艦をはじめ多くの有名艦船が浦賀レンガドックで建造された
- 浦賀レンガドックは日本に現存する数少ないレンガ積みのドライドックの一つである
- 浦賀レンガドックは2003年に閉鎖され、横須賀市に寄付された
- 現在は見学ツアーや観光ツアー、イベントなどで浦賀レンガドックが公開されている
- 浦賀レンガドックは普段は非公開である
- 「浦賀なつまつり」などのイベントで浦賀レンガドックはライトアップされる
- イベント情報は横須賀市観光情報サイトで確認できる
- イベントの中には事前申し込みが必要なものがある
- 浦賀レンガドックの見学ツアーは事前申し込みが必要である
- ガイド付きツアーでは専門知識を持ったガイドが同行する
- 見学ツアーではドックの底など普段立ち入れないエリアにもアクセスできる
- 浦賀レンガドックへのアクセスは京急線の浦賀駅から徒歩約10分と便利である
- 浦賀レンガドックも見学時には指定されたルートを外れないようにし、立入禁止エリアには入らない